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【宮地弘太郎PROFILE】

1974年2月18日生まれ。広島県出身。
柳川高校から亜細亜大学へ進学。全日本選手権で2度の準優勝のほか、デビスカップ代表として活躍し、2000年には全豪オープンで予選決勝に進出した。また、95年の福岡ユニバーシアードでは、27年ぶりの男子銅メダルを獲得した。JOP最高3位。
日本体育大学大学院修士課程を修了し、現在はJOC強化スタッフとしてユニバーシアード男子コーチ、2007年4月から関西国際大学人間科学部ビジネス行動学科講師・硬式テニス部監督を務める。
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技術課題

先日、某テニス雑誌でおもしろい記事が掲載されていた。
各国のテニススタイルとその育成方法だ。
まず、重点として

スペイン=同じところに100球打てるだけのストローク力と体力
フランス=戦術を重視し、得点パターンのバリエーション
アルゼンチン=1面で自由に行い、創造性を養う
スイス=横だけでなく、縦の動きでフィニッシュさせる技術習得
オーストラリア=ネットプレーを重視
ベルギー=とにかくスイングスピードを上げさせ、後ろからでもフィニッシュさせる技術習得
アメリカ=全てのショットをハードヒットさせる(打てる範囲内で)
ロシア=ストロークマシーンの育成

日本=残念ながら、確立してません。

こうみてみると、各国にグランドスラムで優勝する選手を輩出してるところばかりです。おのずと育成システムが確立してくるのは当然です。ストロークばかり目立ちますが、12歳までに全ての技術を習得する(試合で使える使えないは別として)ことは共通しているかと思います。
そして、どこの国も一発で息の根をとめることが出来るストローク力を指導しています。日本は???たしかに、体格の問題点はありますが、今、アジア人に世界の100位に入っている選手は4人います。外人と引けをとらない体格ではありますが、
恐ろしいほどのストローク力とネットもそつなくこなします。
まず、振られたときのバランス(どこからでも一発を狙えるだけの余裕がある)
そして、基本的にストローカーだが、明らかに日本人よりネットでのポイント獲得率が高い(ボレーで決めるときもあるが、アプローチショットのクオリテーの高さ)
そこに違いがあるのかなと思います。


ここ数年、テニススタイルが変わって来ています。ポイント決定時間も23秒くらい(正確な時間は??) 攻撃エリアゾーンの拡大。ベースラインの後ろからでも平気でエースを取ります。そんな中で、アガシが勝ちつずけてるのは凄いです。

私は、同じアジア人ができることが出来ないわけないと思います。勿論彼らは、日本みたいに裕福な国柄ではなく、ハングリー差がありますが、、彼らはこれといった特殊な練習はしていませんでした。スリチャパンがジュニア時代試合でよく顔をあわせましたが、ひたすらストローク練習(とにかくハードにボールをひっぱたく)と、練習試合(いろいろなタイプと)試合後、試合前に関わらず、、、そして、何かの拍子に一気にいきました。


これから日本は、世界のテニスを研究しつつも、独自の育成システムを確立していかなければならないと思います。

私は、実戦練習と、ブロック練習の繰り返しかなと思います。実戦練習で、本来人間に備わっている潜在能力を引き出すことができれば、、、
じゃなきゃあんなロシア人は出てこないと思います。(突然変異というかなんというか?)
Hobby | Posted by 宮地弘太郎 00:57 | コメント(2)| トラックバック(0)
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コメント
世界を見据えてのコーチング、いつもながら感心させられてしまいます。私が知る限り真剣に世界を見据えて、日本はどうするべきかを真剣に考えているコーチがあまりにも少ないような気がしています。オムニという日本独特のコートも手伝って日本の現状は厳しいとは思いますが、頑張って欲しいものです。
投稿者 Target A 2006/03/02 13:57
たしかに、日本では少ないと思います。これから、私たちも日々世界のテニスに敏感にならなければと思います。
投稿者 宮地 2006/03/03 02:22
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