先日、ある選手と食事をする機会があり、引退後の生活について話合った。
その選手は、そろそろ、引退後の生活を考えておりこの先どうするか悩んでいた。

自分もそのような時期を通過し、早３年が過ぎた。
１０年間プロ生活を歩んできて、はっきりいえるのは、
苦しいことが多かったような気がする。
何でもそうだけど、結果が全て！それまでの経過は考慮されない的な評価の仕方が当たり前の世界だった。
　
　選手それぞれ、引退後はいろんな形でテニスに携わっている。
中には、全く別の分野に進み成功している人間もいるが、
自分を含め今までやってきたことを最大限に生かせる道を探している。

大学、高校の教員を目指す者、テニススクール経営に進む者、実業団の監督業や、
今までお世話になったメーカーの仕事をする者、ツアーコーチ、プライベートコーチをしながら、生計を立てる者と…
幅広いっちゃー幅広く、失業するというこは、あまり聞いた事がない。
　
　話は反れたけど今自分は一般から、ジュニア、大学生と幅広くコーチングしながら生活をしている。
最初のころは一般のお客さんに教えるということはとても大変で
（というか何処から教えればいいのか分からなかった　笑！！！）

「テニス選手は引退すれば、テニススクールに入ってコーチをしながら生活できるからいいよな」
とかよく言われることがあるけど、スクールのコーチは全く別物で、
自分なんか、一から勉強しながら教えてるし、それはそれは大変なことなんです！
でも好きなことをして生きて行けてるから、幸せだと思う。
テニス辞めて、企業に入り、営業したりデスクワークしたり、多分自分には出来ないと思う。（どんなに待遇がよくても）

　最近、プロで生活してきた選手がその経験を十分に生かせる環境があったらな。
とつくづく思う。
自分は、とても理解のある方に恵まれていてほんとにラッキーだった。

よく言われたのが、

「選手としては成功したかもしれないけど、コーチとしては
初心者だよ、、、レッスンでどれだけ人を集められる？」

「テニスを知らない人、少しやっている人がどれだけ君の事を知ってるか？」

テニスを知っている人はいいけど、知らない人をどれだけ呼べるかがコーチ業
なんだなーと痛感した。
だから自分のレッスンを受けに来てくれた人には１００パーセント満足させるように
務めてきた。
　
　これから、一般とジュニア育成と学生と大忙しだけど、自分のやってきたことは、
財産だし、それを軸にこれからいろいろな意味で勉強だなと思う。。。。

それにしても
文章長ーーーーーーーーーーーーい！